元気づくり大学は、市町村の市町村による市町村民のための政策ツールとして“元気づくりシステム”を全国市町村に提供します。(元気づくり大学の各地域キャンパスにて)
トピックス
- 『元気づくりシステム』
- (一社)元気づくり大学の唯一無二のブランド商品です。次の3要素をパッケージ として組合わせた市町村政策(戦術、戦略)オリジナルツールです。主として市町村職員が、システムコーディネーターとして養成され機能することになります。
- ●日本産業の品質保証を支え育んできた様々なビジネスツール
- ●日本の公衆衛生ツールであるヘルスプロモーション理論
- ●市町村現場で研究構築してきたサステナブルな健康福祉政策(健康増進・介護予防)活動ツール
- 『3種経済循環』
- 元気づくりシステムで育まれる「元気高齢者の優しさや思いやり」を、市町村のまちづくり政策に役立てるために本大学が提供するブランド商品です。次の3要素を各市町村の基本構想、総合計画等と整合させて、各市町村まちづくり政策(戦術、戦略)を実行支援していくオリジナルツールです。主として市町村職員準管理職が、まちづくりコーディネーターとして養成され機能することになります。
- ●元気づくりシステムで育まれる「元気高齢者の優しさや思いやり」の制度
- ●各市町村流儀の資本(予算措置)政策執行制度
- ●地域住民の価値観に寄り添った交換価値(物々交換)制度
- なお、現在本大学で特許庁に商標登録したうえで、同システムの全国普及協定を締結する8市町村と協働し“OJT手法を取入れた人材育成研修”を実施しています。
- ★『元気づくりシステム』商標はこちらです
- ★『3種経済循環』商標はこちらです
- 《全国キャンパス動向》
- 元気づくり大学の全国OJTキャンパスが8ヶ所に増え、近隣市町村には視察・導入研修が
- 容易になりました。
- 自治体直轄型キャンパス・・・・福島県伊達市、三重県玉城町、栃木県市貝町、福島県大玉村、北海道松前町
- 外郭団体運用型キャンパス・・・三重県いなべ市、広島県北広島町、熊本県南関町
- ≪令和6年度の関連活動日程表等はこちらです≫
-
●研究会Ⅰ(東京)と連動する研究会Ⅱを北海道松前町で開催した。冒頭、北海道松前町そして全国市町村職員さらには関連団体の職員等が参集する中、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等含めた挨拶、後援者である厚生労働省保険局高齢者医療課の宇野調整官、日本年金機構の樽見副理事長、協力者で開催地の首長でもある松前町の若佐町長から挨拶が行われた。さらに、開会セレモニーとして松前町及び、関連の全国市町村職員を含めて約80名が参加して身体を動かした後、後援開催地域首長として若佐町長が特別講演「住み続けたいまちづくり~住民一人ひとりの幸福を願って~」、協力市町村講演として熊本県南関町の佐藤町長が連携市町村講演「南関町のまちづくり~住み続けたくなるまちへ~」を実施したうえ、市民対象のパネルディスカッションを実施した。
後半は研究会テーマに沿って円卓議論を実施した。議論に先立ち、厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様が基調講演「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の進捗状況」の中で、元気高齢者が活躍するまちづくり活動への期待と激励が述べられた。続く円卓議論実践講演では北海道木古内町の鈴木町長が「まちづくり視点~人と人とのつながり~」の実践として、食とエネルギーを源にする福祉のまちとの紹介があり、持続可能な福祉のまちを実現したいとの思いを述べられた。その後、メインの円卓議論では資料「元気づくり会参加者から学ぶ市民目線の幸福!!」を提示したうえで、これまでの研究会の統括資料の再確認や参加市町村からの関連取組み報告等を交えながら、円卓上で本学相談役でもある樽見様と仁志田様をはじめ関連研究者・首長等それぞれの立場で、円卓テーマ「市町村コミュニティ活動と循環型まちづくり」について自由にご議論いただき、可能な限り共有化が図るに至った。*関連情報として、この開催チラシ及び、次の当日状況写真と実施状況をご覧ください。
1 実施状況
【一部:北海道松前町及び全国市町村職員、関連団体職員対象】
《開催イベント》
冒頭、北海道松前町そして全国市町村職員さらには関連団体の職員等が参集する中、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等含めた挨拶、後援者である厚生労働省保険局高齢者医療課の宇野調整官、日本年金機構の樽見副理事長、協力者で開催地の首長でもある松前町の若佐町長から挨拶が行われた。その後、本学学長が参加型イベントとして「元気づくり体験」を実演した。
《特別講演》
北海道松前町若佐町長から講演(「住み続けたいまちづくり」~住民一人ひとりの幸福を願って~)が行われ、松前町の歴史・風土から産業まで、松前城桜そして白壁町並みやマグロ食観光等住み続けたいまちの所以が紹介された。また、まちの課題として高齢化と人口減少が示され、その必然的な対策として取組む、元気づくり会他様々な介護予防策が示され「高齢者が住み続けたいまちづくり」構築への意気込みが語られた。そして、「めざすべき姿」実現のために、医療の実現、高齢者の活躍の場づくりを提示、そのうえで参加町民に向け、年をとったら引退ではなく元気なうちは助け合って生活する意識を持って、皆で元気なまちづくりを進展させようと呼びかけられた。
《連携市町村講演》
熊本県南関町佐藤町長から講演「南関町のまちづくり~住み続けたくなるまちへ~」が行われ、南関町の概要として沿革、人口、アクセス、地形、土地、気候、名物、名所が紹介された。そして、南関町総合振興計画の将来像、基本理念、基本目標を基軸とした未来構想新庁舎、他世代交流拠点施設整備事業、総合運動公園整備事業、住民提案型、住んでよかったプロジェクト、幼児英語教育事業プロジェクト、予約型タクシー事業等が紹介された。そのうえで、この10数年間で元気づくりシステムが町内全域に広がった現状は、高齢化社会でのまちづくりに極めて重要となる、今後も行政パートナーであるNPO法人エイライフなんかんと協働して元気高齢者によるまちづくりを実現していく旨、力強く発言された。また、最後に「来年研究会は熊本県南関町です。シンポジウム参加者の方々には、ぜひ来町していただきたい」旨等の呼びかけが行われた。
《パネルディスカッション》
研究会専属パネリストである浜田様、小笠原様に加え、松前町若佐町長、南関町佐藤町長をスペシャルパネリストとして参加いただいた。その他、ゲストとして本学相談役でもある樽見様(日本年金機構副理事長)、仁志田様を加えて元気なまちディスカッションを行った。それぞれの立場からの自己紹介含めた“元気人としての活動ポイント”が紹介された。そのうえで、座長(大平)が「松前町の皆さんが元気を保ち、動き回ることで地域交流が深まり助け合い等が活発になる。結果として、元気高齢者による元気なまちづくりへと繋がっていく。」とのプレゼン資料で呼びかけたのに対して、パネリストの皆様から歩いて行ける集会所や週2回のコミュニティ活動等について、それぞれの立場での元気高齢者の意味や価値について、日常の種々様々な体験を通しての気付きが提供された。
【二部:全国市町村職員、関連団体職員対象】
《円卓会議の基調講演》
円卓会議の前段で、厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様から「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の進捗状況」(別添)として円卓会議の前に講演が行われ、前半はその経緯、概要(イメージ)、実施状況及び実施予定:R6.7末、状況調査:R5年度(ハイリスクアプローチ実施項目、実施上課題)、R5年度(ポピュレーションアプローチ実施項目、実施上課題)、R7年度以降の一体的実施の取組みにおける高齢者保険事業について(イメージ)、R6一体的実施の課題(市町村)、後半はデータヘルス計画の標準化の対応状況(計画様式の提示、総合的な評価指数の設定)、高齢者の保険事業に係わる一連の流れ、検診を入り口とした高齢者保健事業について、健診受診率向上に向けた取組み、高齢者の保険事業推進に要する経費等についてレクチャーがなされた。そして最後に「元気づくりシステムを導入している8市町村は、特に通いの場としての連携制度が充実しているので、より有効に一体化事業に取組み元気高齢者活動を進展させていただき他市町村にも広げていただきたい。」との激励があった。
≪円卓研究会≫
総合進行役(大澤)が、この円卓会議を開催することを宣言し、会議に参加していただいている全国市町村等を紹介(全国地図)した後、卓上資料を確認し、円卓議論の事前講演として、北海道木古内町長の鈴木慎也様に「まちづくり視点 ~人と人のつながり~」をテーマにご講演いただくことを告げ、講師を紹介した。
〈まちづくり実践講演〉
鈴木町長の講演では、木古内町概要として人口約3600人、高齢化率52%、森林率89%で食とエネルギーを源にする福祉のまちとの紹介があり、持続可能な福祉のまちを実現したいとの思いを述べられた。また、「赤牛和牛の特産地化やトライアスロンを誘致開催し感動共有するなど地域活性化等にも取組んでいるものの、現状としては高齢社会を維持するだけで、なかなかこれで良いとのゴールが見えない状況。一つの自治体だけでは限界がある、北海道だけでも179市町村があるのでそれぞれの形で連携した方がよい。関連市町村がまとまらなければ国も動かない。」等の政策課題が提示され、さらにここのところ人口減少には歯止めがかかってきたものの100歳以上12名いて、高齢化対策として18~29歳は90%スマホ活用、70歳以上40%スマホ活用状況を考えて、AIを駆使した不整脈や心房細動がわかるシステム等構築にもチャレンジ中とも紹介された。
2 参加者(円卓会議傍聴者含む)
参加者名簿・・・・・別添
3 円卓研究会の詳細内容(主な発言含む)
≪導入:大学≫
最初に主催者(学長)が「元気高齢者によるまちづくり研究会」を厚生労働省後援のもと立ち上げた背景及びここまでの過程を報告し、5カ年間研究会(R元年~5年)議論内容をまとめた「元気高齢者によるまちづくり研究会」(総括)-令和5.10.5-)をできる限り円卓メンバーで共有化することで、今後の研究会や人材育成の礎として実践活動に活かしていきたいことを述べ、本年度(R6)からは、全国複数市町村が政策連携しながら、身近なまちづくりの実践現場から“学び合う場”としてこの研究会を実施していく等、主旨の発言があった。
≪円卓会議:円卓レクチャー含む参加メンバー別添≫
座長が導入発言後そのまま進行を務め、円卓議論資料「元気づくり会参加者から学ぶ市民目線の幸福!!」を提示したうえで、これまでの研究会の統括資料や参考資料を再確認と参加市町村からの関連取組み報告があり、円卓上で関連研究者・首長等それぞれの立場で参考意見を述べていただき、自由な議論を展開することとなった。
円卓メンバーからの主な発言として、「どんなに年を重ねようが、何らかの病気があろうが元気な人がほとんどだ、ここに市町村の高齢化社会対策の糸口があるのでは」「提示された資料の様に、地域により高齢化率が違うのは住み慣れたところを離れたくないからで、コンパクトシティとして考えるべき」「高齢化率は実年齢ではなく、本来は換算年齢で考えるべき」「国民の体力は、ほぼ10年若返っているので現状の高齢化率の考え方はあまり意味を持たなくなっている。これからの高齢化社会の対策ポイントは地域共生社会を考えることだ、これだと高齢化率が高くても小さな町でも対策がやり易いのでは」「ハイリスクアプローチとしての糖尿病、心筋梗塞等対策に特化するのではなく、認知症対策などのポピュレーションアプローチと上手く組み合わせ市民活動として取組むのが効果的。その意味では元気づくりシステムは一つの手法と言える。」「各地域でできる事はやっていく、何十年ぶりでも若い人減っても神輿は担げる、高齢化の何が問題なのだ」「高齢者でも元気な人は誰かの役に立ちたいのだから、まちづくりをどうしていくのかが問題だ」「消滅可能性のある町はバカにされたような感がある、もう少し表現がないものか」の主旨等の発言があり、座長が研究会総括資料18ページの「市民生活と市町村政策との“繋ぎどころ”がコミュニティ」を提示し「我々が市町村政策を考える際に、上から目線になっていて市民目線になってないのではないだろうか、市民一人ひとりの幸福感側からの政策が大切」主旨発言があり、円卓会議座席表メンバーから「市民目線にたつと、民間団体が力を発揮する。自助、共助、公助の中でも共助が大きく出てくるべきで、その点、この元気づくりシステムは民間団体を通して町政策と市民目線での幸福感を繋いでくれて大きな成果が出ている」「元気づくりシステムは言わばコミュニティづくりシステムで行政側が頼まれることではなく、共助を継承継続できる仕組みで、ある意味地域通貨にも適用できるのではないか」等の主旨発言があった。最後に、座長が研究会総括資料29ページの『市民協働で取組む市町村“3種経済循環”まちづくり』を提示したうえ、「まだまだ議論したいところですが、残念ながら所定時間となってしまいました。市民目線での市町村政策を考えると、誰かの役に立ちたいと思っている市民の思いやりや優しさをいかに活用するかが市民活動を政策化して実践できるかポイントのようです。この研究会では可能な限り元気高齢者によるまちづくりの実践についての共有化を試みたいと思います。鈴木町長のご講演にもありましたが、これからの市町村は政策連携や循環型で持続性のある事業が求められます。皆さんには引き続き、この視点でご参集方いただき学び合いの議論をお願いします。なお、会議内容は後援元である厚生労働省へ報告することとしますのでご了承願います。」等の主旨発言とともに円卓議論をおえた。
その後、副学長が本年度の研究会開催地としてご後援いただいた北海道松前町への謝辞、さらには次年度開催地予定が熊本県南関町であることを紹介し、研究会を終えた。《情報交換会》
研究会Ⅰ、Ⅱそれぞれに円卓研究会出席者及び、傍聴した市町村関連管理職職員、外郭団体幹部等で実施し、種々様々な立場で、 市町村まちづくりに関する情報交換会が行われた。●本学主催で「元気高齢者によるまちづくり実践研究会Ⅱ」in松前町を(10/3)を開催します。(研究会Ⅰin東京に連動しています) *関連情報として、この開催案内及び、開催チラシをご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。
●「元気高齢者によるまちづくり実践研究会Ⅰ」in東京を(5/10)に開催しました。本学設立10年の節目として、この研究会&記念そしてトークイベントを実施しました。開催に先立ち主催者から、これまでに学びの場として参加いただいた皆様への謝辞、そしてこれからの実践研究会としての継続したい旨を述べ、後援者である厚生労働省保険局高齢者医療課長の安中健様からは、我が国の関連情報提供や本研究会への期待感をお話しいただきました。また、祝辞として日本年金機構副理事長の樽見様からも、元気高齢者づくりは人々一人ひとりの幸福に繋がる大事な政策となる。今後とも、相談役の立場で一緒に元気づくり会の進展に関わりたいと決意を込めて話された。第一部では特別講演として熊本県益城町長の西村博則様から「熊本県益城町まちづくり実践《災害復興》」として、熊本地震被害状況から復旧・復興への取組み全容と、災害に強いまちづくりに向けた種々対策及び経験首長としての“公助の限界、自助・共助の大切さ”“鈍感力と普段からの健康管理”等13項目の教訓をいただいた。そのうえで、『なんでもない毎日が宝もの』の復興視点に思いを込めた“誰もが集うにぎわいづくり”や“健康づくり”への新たな政策チャレンジへの熱い思いが示された。続いて、連携市町村講演では三重県いなべ市長の日沖靖様からは「三重県いなべ市まちづくり実践《総合政策》」として“元気づくりは地域づくり”との政策理念のもと、超高齢社会到来や生産人口減少化など見据えたうえでの長期政策の一つとしての元気づくり活動が示された。その中で、国の地域支援事業(介護予防・日常生活支援総合事業、包括的支援事業・任意事業)を活用した財源構成で市町村負担を軽くしたうえで、外郭団体でマンパワーを確保する政策手法の成功例が独自の医療抑制効果の調査結果とともに提示された。そして最後に熊本県南関町NPO法人A-lifeなんかんGMの山田様から「熊本県南関町まちづくり実践《元気高齢者活躍の最前線》」が報告講演され、この10年間の自然災害や伝染病(コロナ)渦中を乗越えてきた気運等、多くの実例が示された。第二部記念トークイベントでは樽見様からこれからの元気高齢者像のレクチャーの後、福島県伊達市長須田様から元気づくり大学設立とともに元気づくり会普及に取組んで、災害やコロナ禍を乗越え約150ヵ所まで進展し、超高齢化社会にあってもでも市民が幸せに暮らせる様な健幸都市をめざすとの宣誓トークでトークリレーがスタートした。これを皮切りに、この10年間に研究会等でご縁ある方々から“過去から未来へ、人から人へ時代を超えて伝えたいことがある”をテーマにトークリレーを楽しみました。最後にゴールレクチャーとして本学相談役の仁志田様から「歳を重ねるほどに、元気づくりの何だかが解る。私もこの関わりはもう少し続けることにした、いいことは証明されたので、それこそ8市町村だけでなく100市町村まで普及できないものか」との参加者への呼びかけと、全国で500ヵ所に迫る元気づくり会活動(集会所元気リーダーコース)のさらなる継続と進展を期して10周年記念トークリレーを終えました。
また、研究会Ⅱとし北海道松前町10月3日(木)で、引続き“まちづくり”について本学提唱の3種経済循環まちづくりの学びを進展させつつ、全国域でのまちづくりの実践活動を学び協同化することを確認して、この研究会を閉会しました。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。
●令和6年度「元気高齢者によるまちづくり実践研究会」Ⅰ及びⅡを、2024.5.10(金)と10.3(木)に計画しています。年頭の能登半島地震災害にいまだ心を痛める中にありますが、突発的災害対策には元気高齢者の優しさや思いやりが重要な役目をはたすことを目の当たりにしたところです。あらためて、地域市町村においては進展する高齢化を憂うのみならず、市民自身の元気高齢者たる自覚醸成の向上にむけ、元気づくりシステムの様な日頃からの地域活動モデルづくりが必要だと確信したところです。特に今回の研究会Ⅰ(5.10)では本学10周年を機に関連市町村首長、職員、そして志同じくした仲間が集い記念講演、報告会等を実施します。また同時開催する記念トークイベントでは、これまでの10年を想いこれからの10年を描いていきます。 *関連情報として、この開催概要Ⅰ(研究会&記念トークイベント)及び開催概要Ⅱをご覧ください。なお、詳細内容等については本学まで ご連絡願います。
-
●本学主催で「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」in大玉村を(10/5)を開催しました。(研究会Ⅰin東京に連動) 先ず、前半に大玉村村民及び、関連の全国市町村職員を含めて約150名が参加して身体を動かした後(開会セレモニー)、後援開催地域首長として押山村長が特別講演「元気高齢者によるまちづくりに向けて」~村民一人ひとりの幸福を願って~、協力市町村講演として北海道松前町の堀川課長が連携市町村講演「松前町のまちづくり~高齢化社会を背景にした松前町のまちづくりについて~」を実施したうえ、村民対象のパネルディスカッションを実施しました。。
後半は研究会テーマに沿って円卓議論を実施しました。議論に先立ち、研究会の基調講演として厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様が「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について」講演され、円卓議論の中ではこれまでの研究会での提示内容を再確認しつつ、本学相談役でもある樽見様と仁志田様によるレクチャー、そして円卓議論資料「元気高齢者によるまちづくり研究会(総括)」の目次に沿って、この研究会に至る過程、4回にわたる研究会で提示した元気高齢者のコミュニティ活動や3種経済循環型まちづくり関連等について、参加市町村から関連の取組み状況を紹介いただきつつ、円卓上で関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由な議論を展開することで、可能な限りの共有化を行いました。*関連情報として、この開催チラシ及び、次の当日状況写真と実施状況をご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願 います。
1 実施状況
【一部:福島県大玉村民及び全国市町村職員、関連団体職員対象】
《開催イベント》
冒頭、大玉村村民そして全国市町村職員さらには関連団体の職員等が参集する中、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等含めた挨拶、後援者である厚生労働省保険局高齢者医療課の宇野調整官、開催地の首長でもある大玉村の押山村長から後援挨拶が行われた。その後、本学学長が参加型イベントとして「元気づくり体験」を実演した。
《特別講演》
押山村長から講演(「元気高齢者によるまちづくりに向けて」~村民一人ひとりの幸福を願って~)が行われ、全村に拡大する元気づくり会の現状や、ここに至るまでの歩みや取組み成果を紹介するとともに、「大玉村の元気づくりシステムは、コロナ禍にあっても役場職員が導入必要とみて自ら一生懸命取組み、地域に声掛け、そしてこれに村民の皆様が応えていただき今日に至っている。約3年取組み、その身体的、精神的、社会的効果が聞こえてきた。これから、少しでも多くの方に知ってもらい参加していただきたいので、ぜひ皆さんで、周りの方々へ効果を伝えていただくとともにお誘いをお願いしたい。」主旨等、村民協働での元気なまちづくりを進展させる決意が述べられた。
《連携市町村講演》
北海道松前町保健福祉課の堀川課長から「松前町のまちづくり~高齢化社会を背景にした松前町のまちづくりについて~」と題して、松前町の概要として沿革、アクセス、地形、土地、気候、名物、名所、そして人口から、まちの課題までが報告された。また、松前町の高齢者を支えるまちづくりとしての様々な介護予防事業が示され活動の様子が紹介された。そのうえで高齢者を支えるまちづくりの課題から、元気高齢者の認識、取組みの共有化、その生きがいづくりと人材確保についての決意が述べられた。そのうえで「シンポジウム参加者の方々には、ぜひ来町していただきたい」主旨等の呼びかけが行われた。
《パネルディスカッション》
研究会専属パネリストである浜田様、小笠原様に加え、大玉村押山村長、伊達市須田市長をスペシャルパネリストとして参加いただいた。その他、ゲストとして本学相談役でもある樽見様(日本年金機構副理事長)、仁志田様を加えてディスカッションを行った。それぞれの立場からの自己紹介含めた“元気人としての活動”が紹介された。そのうえで、座長(大平)が「大玉村の皆さんが元気を保ち、動き回ることで地域交流が深まり助け合い等が活発になる。結果として、元気高齢者による元気なまちづくりへと繋がっていく。」とのプレゼン資料で呼びかけたのに対して、パネリストの皆様からは「週に2回の集会所元気づくり活動は普通では考えられないことで、この取組みこそ元気を保てる唯一の方法」等要旨の発言他、それぞれの立場での元気高齢者の意味や価値について、日常の種々様々な体験を通しての気付きが提供された。最後に、座長が伊達市元気づくり会の皆様のDVDを紹介したうえで、「何と言っても、まちづくりの原点は皆さん一人ひとりが元気で生きて幸せを感じることだと思います。元気づくり会活動はまさにまちづくりに繋がっています。」と発言したうえで、シンポジウムを結ぶに至った。
【二部:全国市町村職員、関連団体職員対象】
《円卓会議の基調講演》
円卓会議の前段で、厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様から「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について」(別添)として円卓会議の前に講演が行われ、前半はその経緯、関連する3事業、概要(イメージ)、庁内体制、体制整備、目的と目標設定、実施イメージと現状報告(統計資料)、その課題と対応。後半は3期データヘルス計画関連で、概要、評価指標と例等、KDB活用支援ツール概要等、第4期医療費適正化計画見直し、関連計画期間と内容、経済財政運営と改革基本方針2023についてレクチャーがなされた。さらに参考資料とし事業に関わる全国市町村事例が示されるとともに参考として食事に関するフレイル予防事業が紹介された。また、元気づくりシステムの連携全8市町村が一体化事業に取組んでいる旨報告された。そして最後に「元気づくりシステムを導入している市町村は、特に通いの場としての機能が充実しているので、より一層一体化事業に取組み元気高齢者活動を進展させていただきたい。」との激励があった。
≪円卓研究会≫
円卓議論では、これまでの研究会での提示内容を再確認しつつ、樽見様、仁志田様にレクチャーをいただいた。そのうえで、円卓議論資料「元気高齢者によるまちづくり研究会(総括)」の目次に沿って、この研究会に至る過程、4回にわたる研究会で提示した元気高齢者のコミュニティ活動や3種経済循環型まちづくり関連等について、参加市町村から関連の取組み状況を紹介いただきつつ、円卓上で関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由な議論を展開することで、可能な限りの共有化を行った。
2 参加者(円卓会議傍聴者含む)
参加者名簿・・・・・別添
3 円卓研究会の詳細内容(主な発言含む)
総合進行役(大澤)が、この円卓会議を開催することを宣言し、会議に参加していただいている全国市町村等を紹介(全国地図)した後、卓上資料を確認し、円卓座長を学長が努め進行した。
≪導入:大学≫
最初に学長(大平)が「元気高齢者によるまちづくり研究会」を厚生労働省後援のもと立ち上げた背景及びここまでの過程を報告し、研究会としてまとめた提言(元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ-令和01.7.26-)を参加者で共有していることを述べ、全国複数市町村が政策連携として“参加者全員で学び合う場”としてこの研究会を実施していることを伝えた。
そのうえで、「今回は、この研究会5ヵ年を創造期としてまとめることとしたく『元気高齢者によるまちづくり研究会(総括)』及び別冊『資料編』を準備し再提示しました。提示資料全体を再確認したうえ、前回5月会議に引き続き、特に3種経済循環型まちづくりの考え方を議論し深化させ、関連市町村の元気高齢者によるまちづくりに役立つものにしたい。また、できる限り円卓メンバーで共有化することで、今後の研究会や人材育成の礎として実践活動に活かしていきたい。」等主旨の発言があった。
≪円卓会議:円卓レクチャー含む参加メンバー別添≫
座長が導入発言した後、円卓議論資料「元気高齢者によるまちづくり研究会(総括)」の目次に沿って、この研究会に至る過程、4回にわたる研究会で提示した元気高齢者のコミュニティ活動や3種経済循環型まちづくり関連等について確認した。なお、その前半で仁志田様からのレクチャーがあり、伊達市システム導入の経緯とともに、その政策的な有効性について「共助の拡大とあるが、当時は大震災後には汚染対策など関連対策事業を遂行している状況下ではあったが、超高齢社会に俯瞰して運動する人を増やす取組みに着手した。ところが、運動教室などである程度まで増えたが、思っていた様にはなかなか増えないでいた。ところが、このシステム現場を実際に見に行くと、やってあげ型から市民自らの活動に転換することで見事に拡大していた。二番煎じ的ではあるが効果が必ず見込めるので、早速、職員にシステム導入にチャレンジしてもらった経緯がある。」主旨等の発言、後半では樽見様から「元気づくりと地域共生」(別添資料)を基にしたレクチャーがあり、「大事なことなので前回の研究会で申し上げことを再提示した。我が国の地域社会がどの様な課題をもって進んでいくのかを再考いただきたい。なお、加えて2040年までの人口に関する見直しが新たに出され、2030年から全体として高齢者数が安定し始め、特徴として多くの地域では減少していくものの首都圏では高齢者(後期高齢者)は増加し続け2043年の高齢者数がピークの約4000万人になる。そして、ここで問題なのがこの間の生産年齢の落ち込みで7400万人(現在)から6200万人へとなってしまうことだ。前回研究会でも言ったが、高齢者が支えられる一方ではなく、高齢者間での思いやりや優しさが行ったり来たり循環することで交換価値が機能して経済性(生産性)が生まれ、結果、生産年齢の落ち込みをカバーすることになる。イメージとしては、小笠原様が示していただいている図式と全く同じとなるので、参考にしていただきたい。いずれにしろ、元気づくりシステムがこの機能を呈していることは素晴らしい。まさに、元気高齢者が増えればその分まちも元気になる考え方でいいと再認識できる。」主旨等の発言があった。その後、円卓資料目次に沿って確認進行しながら随時円卓参加者が発言した。関連研究者として浜田様から「これまでの経験として、道の駅、健康の駅、まちの駅等のコミュニティ活動に関わってきたが、それらの1500ヵ所以上になる拠点では思いやりの共助、互助そして交換価値の様態が発現していた。上手くいかなかったのはなぜか考えると、コーディネーターがいなかったことで、できれば真ん中に据えるぐらいが良い。この研究会で、元気づくりシステムから発生する互酬性の役割を3種経済循環として議論してきたことで、関わってきた多くの活動が市町村のまちづくりに繋がっていることを明らかにできた。」、小笠原様から「元気づくりシステムの集会所活動で起きているのは、幸せの資本循環と考えると解りやすい。好意でしてあげる人とそのお返しをする人での物々交換、つまり人の中で循環し交換価値が繰り返されていて、これが全体としても経済循環になって繋がっている。樽見様がレクチャーされたとおり、これからの日本社会の生産人口減少等課題を考えると、まさに元気高齢者の役どころが重要となる。もっと元気づくりシステム導入市町村を増やすべき理由はそこにある。」等の要旨発言、関連首長として須田市長から「当市は、市民の幸せを最終目的にして、子ども食堂等の施策に取組んでいるところだ。その中で、高齢者の居場所が少なくなってきていることがあり、この元気づくり会を今後も広げていきたい。先般、アンケートを取ってみて解ったことだが“元気づくり会に参加しだして、曜日の認識ができるようになった”との声があった。身近なところに地域の知り合いが集まることで社会認識が回復し、共助が生まれ、しいてはまちづくりに繋がっている。」等主旨の発言後、座長が「5年目節目の研究会を、村として初めてシステム導入にチャレンジした大玉村で開催できたのは嬉しい、大玉村の先駆的まちづくり政策の目指すところを、ぜひ教えて欲しい。」等主旨を発言し、これに対し押山村長から「当村では、担当職員自らの意思で元気づくり事業に取組みたいと申し出があり2年目に予算を付けて開始した。まだまだ、弱者ベースの対策が多く村民自ら責任をもってやれるところまではなっていないが、元気高齢者に人間力、体力を維持拡大していただければ村を支えていただけることになる。また、村を支えることになれば一人ひとりの住民の生きがいにも繋がる。この3種経済循環ツールは参考になるので活用したい。」等の要旨発言があった。また、宇野調整官から「本日研究会に参加させていただき感謝している。昨年に引き続きこの研究会に参加できてよかった。霞ヶ関だけでなく、関連事業の研究会に参加して市町村現場に直結した熱い議論に参加することは大いに学びになる。今後とも可能であればぜひ参加していきたい」等の要旨発言があった。
最後に、座長から「まだまだ議論したいところですが、残念ながらまとめの時間となってしまいました。最初に申し上げましたが、この研究会資料の最後の方に、研究会総括としてこれからの研究会活動について述べさせていただきました。これまでの議論内容を踏まえて、本研究会で提示してきたことを、幾多の社会変革があろうとまちづくりを牽引する有効な一つの手段として皆で共有し、今後の元気高齢者によるまちづくり実践研究会での礎としたいと思います。皆さんには引き続きご参集方お願いします。なお、会議内容は後援元である厚生労働省へ報告することとしますのでご了承願います。」等の主旨発言とともに円卓会議をおえた。その後、副学長が本年度の研究会開催地としてご後援いただいた大玉村への謝辞、さらには次年度開催地予定が北海道松前町であることを紹介し、研究会を終えた。
≪情報交換会≫
円卓研究会出席者及び、傍聴した市町村関連管理職職員、外郭団体幹部等で実施し、種々様々な立場で、市町村まちづくりに関する情報 交換が行われた。●本学主催で「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」in大玉村を(10/5)を開催します。(研究会Ⅰin東京に連動しています)
*関連情報として、この開催要項及び、開催チラシをご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。●「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅰ」in東京を(5/11)に開催しました。研究会の円卓議論ゲストとして、先ず本学相談役の仁志田昇司様から、首長経験を通した市町村政策への考え方と実践法、引続いて同じく相談役の日本年金機構副理事長(元厚生労働事務次官)樽見英樹様から、我国における地域共生社会の現状と課題、今後の取組み等についてのレクチャーが行われました。5年目になる円卓研究会は、冒頭、座長が資料(元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅰ)を提示し、前4回までの内容として「Ⅰコミュニティ創造とまちづくり」「Ⅱ市民自覚からコミュニテイ活動」「Ⅲコミュニテイ活動の継続化」「Ⅳコミュニテイ活動の未来予見」「Ⅴ市町村のまちづくり政策」を振り返ったうえで、今回提示し元気なまちづくりの提言実行にむけて」の視点で出席の関連研究者、編集者等それぞれの立場で参考意見を述べ自由に議論を展開しました。最後に、研究会Ⅱとし福島県大玉村10月5日(木)で、引続き“まちづくり”について本学提唱の3種経済循環まちづくりを含めて議論展開することを確認して、円卓会議を終えました。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。
●本学主催で「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」in北広島町を(10/6)を開催しました。(研究会Ⅰin東京に連動) 先ず、前半に北広島町民及び、関連の全国市町村職員を含めて約150名が参加して身体を動かした後(開会セレモニー)、共同開催地域首長として箕野町長が特別講演「北広島町の元気な高齢者によるまちづり」、大玉村の後藤課長が連携市町村講演「大玉村のまちづくり~元気づくりシステムと健康長寿推進~」を実施したうえ、町民対象のパネルディスカッションを実施しました。
後半は研究会テーマに沿って円卓議論を実施しました。議論に先立ち、研究会の基調講演として厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様から「元気高齢者醸成と市町村政策」、さらに円卓議論関連レクチャーとして、日本年金機構副理事長の樽見様から「共生社会づくりと健康づくり」のご講演をいただきました。円卓議論では座長がこれまでの研究会での提示内容を再確認し、円卓議論資料「市町村のまちづくり政策」を提示し、参加市町村からも関連の取組みを報告したうえ関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由な議論を展開した。最後に、座長から「今回議論した2市5町1村で取組んでいる元気づくり活動は、ささやかなコミュニティ活動ではあるが、ここまで本研究会で提示議論してきたことを俯瞰して考えると、今後の社会変革にあってもまちづくりを牽引する有効な手段と確信する。今後暫くは本研究会をまちづくりの視点で継続議論していきたいので、皆さんには引き続きご参集いただきたい。」旨発言し会議を閉じました。*関連情報として、この開催チラシ及び、次の当日状況写真と実施状況をご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います
1 実施状況
【一部:北広島町民及び全国市町村職員、関連団体職員対象】
《開催イベント》
冒頭、北広島町民そして全国市町村職員さらには関連団体の職員等が参集する中、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等含めた挨拶、開催地首長である北広島町の箕野町長から元気づくりシステム導入10周年を記念とする共催挨拶が行われた。その後、本学学長が実技を交えて「元気づくり体験」の効果等を講演した。
《特別講演》
箕野町長から特別講演(「北広島町の元気な高齢者によるまちづくり」~町民一人ひとりの幸福を願って~)が行われ、全町に拡大する元気づくり会の現状や、ここに至るまでの歩みや取組み成果を紹介するとともに、「誰でも参加でき週2回、地域の集会所に集う機会はこの元気づくりの他にない。北広島町に暮らす今を生きている私たち一人ひとりが自分らしく活躍し、こころ豊かに過ごし、幸せを感じ、様々な人とつながり多様な発想が生まれ、10年後も20年後も生き心地のよい身近な地域が続くこと、元気づくりの皆さまとともに、これからも引き続きチカラを合わせて協働のまちづくりを推進してまいります。また、全国8つの市町村で、この元気づくり体操に取り組んでいるんです。素晴らしいことです。共に頑張っていきましょう。」と呼びかけ、今後、さらに町民協働の元気なまちづくりを進展させる決意が述べられた。
《連携市町村講演》
大玉村住民福祉部健康福祉課の後藤課長から「大玉村のまちづくり~元気づくりシステムと健康長寿推進~」と題して、大玉村の概要、政策としての人口動向と定住促進、地方創生、日本で最も美しい村、国内外交流、さらに健康長寿としての元気づくりシステム導入背景と活動の様子が紹介され、“北広島町民の皆様にも、ぜひ来村していただきたい”との呼びかけが行われた。
《パネルディスカッション》
2名の研究会パネリストと北広島町箕野町長の他、ゲストパネリストとして本学学外相談役でもある樽見日本年金機構副理事長を加えて、それぞれの立場からの自己紹介含めた“元気人としての活動”が紹介された。浜田様からは、「地域で元気な人はネガティブではなく、どんな時も前向き思考で共感していく。これが地域を元気にしていく。」、小笠原様からは「自身の健康啓発活動経験からすると、集会所元気づくり活動は普通では考えられないことで、この取組みこそコロナ禍でも元気を保てる唯一の方法。」、箕野町長からは「集会所の皆さんを見て、自分も可能な限り庁舎職員と元気づくりのまいまい体操に取組んでいる。実際やってみて、皆さんの力で北広島全町に広げていただいたことが理解できた。今後も、町とどんぐり財団が連携協力して継続していく。」、樽見様からは、コロナ感染の現況として子供から家庭内感染が多くなっている。いずれにしろ、国民一人ひとりの幸せを考えると、子供から高齢者までの共生社会が構築される様に知恵を絞ることが肝要。」等要旨、各パネリスト発言が行われた。また、県外から参加した市町村職員や関連団体職員から「高齢化率がすでに60%を超え、元気高齢者が今後20年頑張って地域を支えていただくしかない。」、「元気づくりは10年以上続いていて、元気に活動されてる皆さんは何かしらの地域活動をしている方が多い。先日、感謝の気持ちを込めて活動1000回を達成した集会所に記念品を贈呈した。」等主旨の発言があった。各パネリストや場内参加者それぞれの立場から、元気高齢者の意味や価値について、日常の種々様々な体験を通しての気付きが提供された。そのうえで、座長(大平)が「皆さんが元気を保ち動き回ることで、地域交流が深まり助け合い等が活発になる。結果として、元気高齢者による元気なまちづくりへと繋がっていく。」と結ぶに至った。
【二部:全国市町村職員、関連団体職員対象】
《円卓会議の基調講演》
円卓会議の前段で、厚生労働省保険局高齢者医療課一体的実施調整官の宇野様から「元気高齢者醸成と市町村政策」(別添)として円卓会議の前に講演が行われ、前半は介護予防への取組みとして住民主体の通いの場に関する概要、類型化、コロナ禍の影響と対応、そして高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施政策の内容、現況、予定、全国市町村事例、コロナ禍を踏まえたハイリスク及びポピュレーションのアプローチについての講演。後半は地域共生社会実現と重層的支援整備事業の概要と地域づくりに関する講演がなされた。そして最後に「今日の研究会に参加できてよかった。この研究会の参加市町村においても、ぜひ、この一体的事業と重層的支援整備事業に取組み、まちづくりを推進してほしい。」との激励があった。
《円卓レクチャー》
円卓会議関連レクチャーとして、日本年金機構副理事長の樽見様から「共生社会づくりと健康づくり」(別添)として講演が行われ、日本の現状として人口推移、世帯構成の推移と見通し、寿命の国際比較、高齢者の若返り、一般歳出と社会保障関係費の推移、2040年展望と社会保障改革の新たな局面と課題等のレクチャー、また関する関連情報が提示された。そして、一体的事業の取組みや社会保障制度の変遷、さらには重層的支援体制整備事業の位置づけ等を俯瞰した「地域共生社会」についてレクチャー講演がなされた。講演の最後に、樽見様から、元気高齢者が増えればその分まちも元気になる考え方は明るくて共鳴する。ぜひ、皆さんと一緒に取組みたいとの力強い表明があった。
≪円卓研究会≫
円卓議論でこれまでの研究会での提示内容を再確認し、円卓議論資料「市町村のまちづくり政策」でまちづくりとの関連性を提示したうえ、参加市町村からも関連の取組みを報告いただきつつ、円卓上で関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由な議論を展開した。
2 参加者(円卓会議傍聴者含む)
シンポジウム:150名
北広島町民、市町村職員及び関係者
円卓会議:31名
※北海道松前町、福島県伊達市、福島県大玉村、三重県いなべ市、広島県北広島町、熊本県南関町、厚生労働省、関係者他
3 円卓研究会の詳細内容(主な発言含む)
総合進行役(大澤)が、この円卓会議を開催することを宣言し、会議に参加していただいている全国市町村等を紹介(全国地図)した後、円卓座長を学長が努め進行した。
≪導入:大学≫
最初に座長が「元気高齢者によるまちづくり研究会」を厚生労働省後援のもと立ち上げた背景及びここまでの過程を報告し、研究会としてまとめた提言(元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ-令和01.7.26-)を参加者で共有した。そして、全国複数市町村が政策連携として“参加者全員で学び合う場”としてこの研究会を実施していくことを伝えた。
そのうえで、「今回も、5月研究会に引続き、市町村のまちづくりについて3種経済循環の考え方を提示して議論することとし、市町村現場からも恒常的な高齢化社会やコロナ禍そして突発的な自然災害におけるコミュニティ活動の推進事例及び、コミュニテイ活動やまちづくり政策の成果を見える化する取組み事例2件を報告していただき、議論内容を深化させていただきたい。」等主旨の発言があった。
≪事例報告:広島県北広島町≫
北広島町迫井保健課長が「元気づくり推進事業(元気づくりシステムの推進)の推進」と題して、事業着手後10年間の参加者数、会場数の実績値を報告し、特にコロナ禍全面中止期間中にも事業再生、継続に向けて市民目線で取組むことで81%が回復したことを報告した。また、元気づくり推進事業継続と、後期高齢者、要介護、要支援、総合事業の参加率や、全国平均との要介護(要支援)認定率との比較分析結果等を報告し、その影響を示唆した。そのうえで、元気づくり推進事業を活かす新規取組みとして、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業の内容を提示するとともに、これまでの10年を総括し、これからの10年の課題として行政区代表等の認識変化に応じた委託事業者との計画的事業周知の必要性を上げた。
≪事例報告:福島県伊達市≫
福島県伊達市の健康福祉部健幸都市づくり課冨田課長が「『3種経済循環』を用いたまちづくりの見える化に向けた取組み」と題して、事業開始から9年目を迎える伊達市の歩みを参加者数、実施会場数の推移を含めて報告するとともに、今後、伊達市施策目標の実現に向けて取組む「3種経済循環」まちづくりへの概要を説明。事業評価の為の具体的取組みとして、①市民コミュニティ活動(成果)の見える化②まちづくり事業活動成果の見える化③元気プロフィールの作成を報告した。そのうえで、これまでの元気な高齢者を増やすことに加え、今後は同施策を進めながら元気高齢者が活躍する場所づくりを進めるためには、さらなる実態把握やまちづくり関連担当課との連携等を進展していく必要性を上げた。
≪円卓会議:参加メンバー別添≫
まず、本研究会の議論内容として、これまでの研究会内容(提言内容含む)を確認するとともに、今年度の議論内容である市町村のまちづくり政策について5月(前期)提示内容をさらに進展させて、市町村事業の本質、直線型事業と継続性、人づくり事業と他事業連携でその有効性を高める、市町村のまちづくり政策に『3種経済循環』を活かす条件を提示するとともに、この中で関連する事例として北広島町と伊達市からの事例報告をはさみながら円卓内容を説明して円卓参加者に議論を促した。
関連研究者等参加者から「高齢な家族と暮らしてみて、その自由性に驚かされる。本来、人はみな束縛されずに自由に生きたいのだと気づかされる。元気高齢者によるまちづくりは、高齢者コミュニティ活動の互酬性にこの自由性を加味することが肝要」、「市民主体で自ら運動に取組む様にすればよいと、言うのは簡単だがこれが一番難しい。特にこのコロナ禍にあっても継続されていることはあり得ないことだから、自信をもって取組んでよい。」また、「事例報告で少し気になったのは、新たに取組みだしたプール等拠点コースだ。元気づくりシステムのいいところはささやかな介入方法論で、住民のエンパワーメントが健康づくりに繋がっていることなので、逆にやってあげる型との整合性には気を付ける必要がある。」「我々の地域では現役引退が近づく年齢になると、自治会長をはじめいろいろな役どころを頼まれる。元気に現役を卒業することそのものがまちづくりに直結している。健診機関に身を置く者としては健康経営を念頭に、働く現役の時こそ元気づくり活動に取組むべき。」等の要旨発言後、箕野町長から「担当課長からも報告したが、当町も高齢化が進んでいる。この元気づくり事業は導入時から外郭団体のどんぐり財団に運営委託している。施設運営等のスポーツ振興もお願いしていることから、今後はまちづくりの視点を踏まえて、行政担当課と外郭団体とでしっかり政策連携したい。」等の要旨発言があった。また、宇野調整官から「本日研究会に参加させていただき感謝している。我々としては多くの市町村に一体化事業助成等を活用した事業に取組んでいただく様に動いているが、医療専門職群不足等の問題等もあり全市町村には広がりきらないでいる。ぜひ、本日の研究会関連の市町村が取組んでいる元気づくり推進事業でも活用いただくことで、まちづくりへと活かしてほしい。」等の要旨発言があった。さらに、前回5月の円卓出席者メッセージとして「今、国では各省庁の枠を超えてウェルビーイングが注目されているが、求められているのは一人ひとりの高齢者が幸せに地域で暮らすということ。そのためには活力として元気をどうつくっていくか、コロナ禍で明らかになったのは歩いて社会参加できることの大切さだ。元気づくりシステムはまさにそのための活動と言えるのでぜひ広げていってほしい。」等の主旨内容を紹介した。
その後、円卓レクチャー講師でもある樽見様から「立場上、これまで病気にならない様、介護のお世話にならない様な視点での各種政策を見てきたが、本来は元気でいたい元気になりたい元気に生き抜きたいとの視点で活動することが大事。それがまた、本研究会で議論しているように、まちづくりの原点であることに賛同する。これからも、元気づくりの全国展開に向け、ぜひ皆さんと一緒に活動していきたい。」との要旨等発言があった。
最後に、座長から「今回の議論内容を踏まえて、2市5町1村で取組んでいる元気づくり活動はささやかなコミュニティ活動ではあるが、ここまで本研究会で提示議論してきたことを俯瞰して考えると、幾多の社会変革があろうとまちづくりを牽引する有効な手段と確信する。今後暫く、本研究会でまちづくりの視点で継続議論していきたいので、皆さんには引き続きご参集いただきたい。なお、会議内容は後援元である厚生労働省へ報告することとしますのでご了承願います。」等の主旨発言とともに、本年度研究会の共同開催地である北広島町及び、どんぐり財団への謝辞、さらには次年度開催地予定が福島県大玉村であることを紹介し、研究会を終えた。
≪情報交換会≫
円卓研究会出席者に傍聴した市町村関連管理職職員に外郭団体幹部含めて実施し、種々様々な立場での情報交換会となった。●本学主催で「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」in北広島町を(10/6)に開催します。この研究会は、先の研究会Ⅰin東京を(5/12)に連動して開催するものです。最新開催概要はこちらをご覧ください。
●「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅰ」in東京を(5/12)に開催しました。開催にあたり、「元気高齢者醸成と市町村政策」と題した厚生労働省保険局 高齢者医療課課長本後健様による基調講演。また、円卓議論ゲストとして日本年金機構副理事長(前厚生労働事務次官)樽見英樹様から「高齢者を取り巻く状況(地域共生社会への予見)」としてのレクチャーが行われました。
4年目になる円卓研究会は、冒頭、座長が資料(元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅰ)を提示し、前3回までの内容として「Ⅰコミュニティ創造とまちづくり」「Ⅱ市民自覚からコミュニテイ活動」「Ⅲコミュニテイ活動の継続化」「Ⅳコミュニテイ活動の未来予見」を振り返ったうえで、今回提示した「市町村のまちづくり政策」視点で元気高齢者によるまちづくりについて、出席の関連研究者、編集者等それぞれの立場で参考意見を述べ自由に議論を展開しました。最後に、本学が提唱する「3種経済循環まちづくり」等を、研究会Ⅱとして広島県北広島町10月6日(木)で引続き議論展開することを確認して円卓会議を終えました。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。。●令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」は、コロナ禍であったため11月18日へ延期しての開催とし、また、人数を制限し対象を絞り、元気づくりシステムを導入中の全国8市町村が中心に学ぶ研究会として実施しました。(2市5町1村においては、元気高齢者によるコミュニティが形成されている)
冒頭、後援元である樽見前厚生労働省事務次官からコロナ禍の現況等含めご挨拶いただいた後、第1部(前半)では、住民参加型で伊達市合併15周年記念シンポジウムを共催し、本学学長による実技を交えた記念講演「元気で生きる」、須田伊達市長による特別講演、パネリスト6名とのパネルディスカッション「元気なまち」を実施しました。
第2部の円卓研究会では、事前レクチャーとして樽見前事務次官に講演(不要不急と必要を紡ぐ共生社会)いただき、その後、座長がこれまでの研究会での提示内容を再確認後、本学から関連事例①コロナ禍での全国集会所コミュニティ現場の再生状況②コミュニティ継続の制度化事例を報告、さらに、市町村現場から関連事例③コミュニティ継続への取組み(熊本県南関町)④コミュニティの共生化への取組み(福島県伊達市)を報告した。その後、座長が円卓議論資料「AIによるポストコロナ予測関連」、及び「市町村の政策連携関連」により元気高齢者によるまちづくりとの関連性を提示したうえ、円卓上で関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由に議論をした。また、傍聴席市町村からも事例紹介を含めた参考意見等いただき、自由な議論が展開された。最後に、座長から今回の議論内容を踏まえて、2市5町1村で取組んでいる元気づくりシステムを本研究会で提示した政策連携と理解し、ポストコロナ等での社会変革にあってもぶれることなく全国展開したい旨、宣言して会議を閉じました。*関連情報は、この開催チラシ、最新開催概要、『提言』、当日状況写真及び、下記実施状況をご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。
1 実施状況
【一部:伊達市民及び全国市町村職員、関連団体職員対象】
《記念イベント》
冒頭、伊達市民そして全国市町村職員さらには関連団体の職員等が参集する中、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等含めた挨拶、元厚生労働省事務次官の樽見様からコロナ禍の現況等含めた後援挨拶、開催地首長である福島県伊達市の須田市長から伊達市合併15周年を記念とする共催挨拶が行われた。その後、本学学長が伊達市職員(元気づくりシステムコーディネーター)との元気づくり体験の実技を交え、「元気で生きる」と題して講演した。
《特別講演》
須田市長から特別講演(「伊達市の元気な高齢者によるまちづくり」~市民一人ひとりの幸福を願って~)が行われ、市長自らが見て感じ入っている100ヶ所を超えて拡大する元気づくり会の現状や、ここに至るまでの歩みや取組み成果を紹介するとともに、「運動に加えコミュニケーションを図ることで、心が健康になれるのが一番重要」と話し、今後さらに進展させることによる健幸都市伊達実現への決意や、市民協働への呼びかけがなされた。
《パネルディスカッション》
2名の研究会パネリストに伊達市ふるさと大使パネリスト3名と須田市長を交えて、各パネリストからの自己紹介、それぞれの立場からの“元気人としての活動”が紹介され、浜田様からは地域交流センターでの活動経験、小笠原様からは自身の健康啓発活動経験や元気づくり活動への思い、高島様からはアサヒビール経営での活動経験、長沢様からはタレントとしての活動状況、小林様からはタレント活動までの歩み経験、そして須田市長からはふるさと大使への“元気人”への思い入れ等が述べられた。各パネリストからは失敗を含む経験談や日常の種々様々な気づきを通して、元気高齢者の真の意味その価値についてあらためて気付く機会が提供された。会場の市町村等職員からも、我が町、我が事としての事例提供を含め良質コミュニティ形成への課題、期待等が述べられた。そのうえで、座長が「元気づくり会で交流を続けていくうちに、自然と自助、共助、公助の動きが出いじめ、集会所単位で住民力が上がり、元気な高齢者を中心としたまちづくりに繋がっていく」と結んだ。
【二部:全国市町村職員、関連団体職員対象】
《円卓会議の事前講演》
円卓会議の前段で、昨年度研究会に引き続いて、樽見前厚生労働事務次官から「不要不急と必要を紡ぐ共生社会」として円卓会議の前に講演が行われ、社会保障を取り巻く状況やコロナ禍における詳細な現状分析を交えての2025年まで、2025年以降における社会変化、そのうえでの2040年を展望し誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けた国としての取組み「地域共生社会の実現」、さらに具体的な関連政策として「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」や「重層的支援体制整備事業について(イメージ)」等概要でレクチャーを受けた。
《円卓会議》
座長がこれまでの研究会での提示内容を再確認後、本学から関連事例①コロナ禍での全国集会所コミュニティ現場の再生状況②コミュニティ継続の制度化事例を報告。さらに、市町村現場から関連事例③コミュニティ継続への取組み(熊本県南関町)➃コミュニティの共生化への取組み(福島県伊達市)を報告した。その後、座長が円卓議論資料「AIによるポストコロナ予測関連」、及び「市町村の政策連携関連」により元気高齢者によるまちづくりとの関連性を提示したうえ、円卓上で関連研究者、首長等それぞれの立場で参考意見を述べ自由に議論をした。また、傍聴席市町村からも事例紹介を含めた参考意見等いただき、自由な議論が展開された。最後に、座長から今回の議論内容を踏まえて、2市5町1村で取組んでいる元気づくりシステムを本研究会で提示した政策連携と理解し、ポストコロナ等での社会変革にあってもブレルことなく全国展開したい旨、宣言して会議を閉じた。
2 参加者(円卓会議傍聴者含む)
参加人員32名
3 円卓研究会の詳細内容(主な発言含む)
総合進行役(大澤)が、この円卓会議を開催することを宣言し、会議に参加していただいている全国市町村等を紹介(全国地図)した後、円卓座長を学長(大平)が努め進行した。
≪導入:座長≫
最初に座長が「元気高齢者によるまちづくり研究会」を厚生労働省後援のもと立ち上げた背景及び、研究会としてまとめた提言(元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ-令和01.7.26-)を参加者で共有した。そして、全国複数市町村が政策連携として“参加者全員で学び合う場”としてこの研究会を実施していくことを伝えた。
そのうえで、昨年度に引き続き、恒常的な高齢化社会やコロナ禍そして突発的な自然災害におけるコミュニティ活動の休止、再生状況、及び継続対策としての「ささやかな介入」の制度化について大学から調査研究事例2件、その後、市町から運用現場の事例2件を報告する。その後、ポストコロナ社会や遠隔政策連携の未来を見据えた視点で、議論内容を提示したい等主旨の発言があった。
≪事例報告:大澤≫
本学大澤副学長から、本学で取りまとめた『元気づくりシステム運用状況把握(新型コロナウイルスによる影響)』の一覧表【休止、再生】等を提示したうえで、コロナ禍におけるシステムコミュニティの休止と再生の全国状況を報告するとともに、継続するために定めた、「ささやかな介入」制度化の事例を報告した。
≪事例報告:熊本県南関町≫
熊本県南関町のNPOエイライフなんかん山田GMから「地域共生社会の実現に向けた良質なコミュニティを継続させるための『ささやかな介入』と『直接介入』のバランス」と題して、元気リーダーコース(地域集会所コミュニテ)が100%近く普及している中での、生々しい変化に対応する取組みを報告した。
≪事例報告:福島県伊達市≫
福島県伊達市の福祉部健幸都市推進課元気づくり大友係長から「元気づくり会から見えてきた共生社会」と題して、約100ヶ所の元気づくり会(集会所コミュニティ)参加者には、要支援、介護認定者が多数含まれており、通いの場で支えたり支え合ったりの共生社会が構築されている。今後は、身近な保健活動と介護予防の一体化はもとより、部内連携に取組みながら元気づくり会の拡大、さらには共生社会の拡大を目指したいと報告した。
≪円卓会議≫
座長が本研究会の議論内容を提示するとして、これでの研究会内容(提言内容含む)と本日事例報告3件との関わりを確認するとともに、「超高齢化、コロナ禍後のコミュニティ環境(未来社会)」、「コロナ禍後の市町村共生“政策連携によるまちづくり”」提示説明したうえで、円卓参加者に議論を促した。
関連研究者から「今回のコロナ禍にあっては、我々の聴く力が試されている。」、「遠隔政策連携にあっても地域現場がある限り、一番大事なのは人、人材だ。」等の要旨発言後、関連首長から「元気づくり会に、皆さんは何を求めて来ているのか考えると、楽しいから参加するし続いているに他ならない。また、体力アップ等を見える化することで普及しやすくなる。」、「長い間続いていくと、参加者の世代交代が課題となる。第二段階の元気づくりとして違うパターンも必要になってきた。リモート、ユーチューブ等も使い子育て世代にも適応していく必要がある。」等の要旨発言があった。また、座長指名で福島県大玉村の後藤課長から大玉村も加盟している「日本一美しい村連合」に関する遠隔政策連携として情報提供があった。その後、座長からもう少し議論したいが定刻となってきたとして円卓レクチャー講師として樽見前事務次官からの発言を願った。樽見前事務次官から「この研究会での事例報告が、取組んでいる内容の報告から取組んだうえでの課題解決策へと深化している。今後は高齢社会の進展や人口減少の中で、健康寿命の延伸に向けて、それぞれの地域の特性を踏まえながら、更に、住民の幸せに繋がるような共同作業が我々には求められている。」との要旨等発言があった。
最後に座長から「この“元気高齢者によるまちづくり”研究会では、関わる種々様々なコミュニティの一つひとつをシステム化して継続性を持たせることの重要性に注目してきました。そのうえで、今回は提示したコロナ禍における未来社会、遠隔政策連携のあり様等についてもっと議論したいところでしたが、進行役の不手際もあり残念ながら会議終了時間が来ました。今回は、コミュニティ継続と超高齢社会、突発的自然災害や伝染病との関連性を再確認するとともに、未来社会へ順応するヒントを学ぶ場となりました。今後も市民目線、現場目線での研究会を継続したく、円卓メンバーの皆様とともに次回の継続議論としていきたくよろしくお願い致します。なお、会議内容は後援元である厚生労働省へ報告することとしますのでご了承願います」等の主旨発言があり一同了解し研究会を終了した。なお、研究会の具体的内容等は、本学まで直接お問い合わせください。●北海道松前町で「元気づくりシステム集会所コース」が3ヶ所で始まりました。無事にスタートさせた2人の役場職員が導入担当コーディネータ1期生として認定を受けました。本学支援のもと、これから6ヶ月間、地域の方々と共に元気づくり会活動(地域コミュニティ)を創造、育成していくことになります。
●本学主催の令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅱを別添のとおり、11月18日(木)に延期し開催することとしましたので、お知らせいたします。全体の案内チラシはこちら。
なお、10月30日に全国の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除されましたが、本年度は感染防止に配慮して、本学と連携する全国8市町村職員及び関係団体職員や、開催地である福島県伊達市市民等を対象に参加募集させていただきました。●先般ご案内しました、本学主催の令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅰ《2021.5.13(木)》を中止致します。100年に一度と言われるコロナ渦は収まる気配無く、研究会開催地東京の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を4/25~5/11を5月末に延長する旨、衆院において大臣説明(5/7)がなされるに至りました。参加のお声も聴く中残念ではありますが、別添研究会Ⅰ(東京)を中止することとし、〃研究会Ⅱ(福島県伊達市10/7)のみ開催することといたしました。間際の中止となり関連の皆様方には申し訳ありません。
この際、何としても10月までに新型コロナ感染予防が進展し、福島に首長はじめ関連の皆様が一同に集い、コロナ後の未来(ポストコロナ)等についてご議論できればと願っております。
※令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅰ及びⅡについては、この開催概要をご覧ください。
●北海道松前町が「元気づくりシステム」導入にチャレンジしています、ついに元気づくりシステムが北海道に上陸です。令和3年4月6日松前町役場でスタートアップミーティングを行い、2名の村職員がシステム導入に向けて動き出しました。1期生は新たな導入としての重責担うことになります。早速、本学からシステム導入ノウハウを学びつつ並行して伊達市キャンパスで現場経験(OJT研修)がスタートしました。2人の職員は、この研修期間内に松前町の未来に向けた『プレゼン(具現化)』を完成し、政策的了解を得たうえで即実践活動として取組んでいくことになります。松前町民はもとより後に続く高齢化対策に挑む北海道市町村のためにも必ず成功させていただきたいと思います。 成功すれば全国8番目北海道初の本学キャンパスとなります。本学としても連携している全国7市町村で松前町をバックアップしていきたいと思います。
●令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅰ及びⅡを、2021.5.13(木)と10.7(木)に計画しています。なお、4.25~5.11日まで東京都、京都府、大阪府、兵庫県の区域に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が出されるに至り、研究会Ⅰは開催地東京の〃宣言解除等含め、その感染動向を踏まえて慎重に開催することとします。なお、間際判断で中止も可とさせていただきますのでご留意ください。
※令和3年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅰ及びⅡについては、この開催概要をご覧ください。
●福島県大玉村が見事にシステム導入に成功し、令和3年4月から村内4地域で元気リーダーコースが動き出しました。 新型コロナウイルス感染で7月延期スタートでしたが、村が念願していた「新しい地域コミュニティ」の誕生です。見事でした!!! 本学として今後もこのコミュニティの拡大、継続、さらには大玉村の元気なまちづくりを連携市町村と共に応援していきたいと思います。
●「元気づくりシステム」運用と活用を学ぶ研修会」(京都市)を2020.10.20に実施しました。コロナ渦中のことでもあり少人数でしたが、本学から元気高齢者によるまちづくり研究会(10.8)と三重県玉城町4期生コーディネーター養成研修生プレゼン(共有化への取組み等)の内容をレクチャーしました。また、栃木県市貝町のコーディネーターからプレゼン(コロナ禍での現状と課題)報告があり、熊本県南関町、広島県北広島町コーディネーター(GM等)に関連研究員も加わり、国の緊急事態発令に伴うシステム休止時の取組みから学んだ介入ポイント等についての情報交換を行いました。超高齢化社会はもとより、コロナ等伝染病や自然災害への備えへの貴重な研修会になりました。今後もフィージカルディスタンスを保ちつつ、連携地域との繋がりを深める研究会を継続したいと思います。コロナ終息、そして全国仲間との再会を祈念するばかりです!!!!
●令和2年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」Ⅱ (10月8日:木)を三重県伊勢市で開催!!! 今年度は、新型コロナウイルス感染対策に配意し、参加者を100名以内限定のうえの開催となりました。三重県開催を記念して、前半は関連する近隣市民と行政職員や関連研究者等が集い、講演、シンポジウム、後半は市町村職員や関連団体等による研究会を実施致しました。この中で三重県鈴木知事、さらには研究会事前レクチャーとして厚生労働省樽見事務次官からご講演をいただきました。今回も地域市民を交えたパネルディスカッションを楽しんだ後研究会『提言』の『実行』事例として、三重県玉城町から事例(恒常的に進展する高齢社会の共生例)を報告、本学から連携市町村事例(コロナ禍のコミュニティ活動の休止、再生等)を報告したうえで、“元気高齢者によるまちづくり”に繋がるコミュニティの継続化等について議論致しました。
*関連情報は、この開催チラシ、最新開催概要、『提言』、当日状況写真及び、下記実施状況をご覧ください。なお、詳細内容等については本学までご連絡願います。
1 実施状況
【一部:市民及び国・県・市町村職員、関連団体職員対象】
《記念講演》
冒頭、本研究会の主催者でもある本学学長が研究会開催主旨等の挨拶を行うとともに、元気づくりシステム発祥の地である三重県開催記念として、近隣市町の市民そして県内外の市町村職員、国・県の職員さらには関連団体の職員等が参集する中、元気づくり体験の実技を交えて「元気で生きる」と題して講演した。
《特別講演》
三重県鈴木知事から特別講演(「県民一人ひとりの幸福を願って」~誰もが健康的に暮らせる“とこわかの三重”実現への取組~)で、三重県の健康づくり、県民の幸福感を高めるためには健康づくりの取組みが重要であるとして、新型コロナウイルス感染の健康への影響を交えて、これまでの取組みと成果、今後の方向性について講演が行われた。この中で、関連の調査結果をもとに元気高齢者が活躍する支え合いのまちづくり、さらに「オール三重」で取組む健康づくり関連諸政策のレクチャーとともに、県民協働の呼びかけがなされた。
《パネルディスカッション》
小笠原教授(上武大)、浜田代表(一社:元気なまち協創日本)をパネリストに迎えて、自身の失敗を含む経験談や日常の種々様々な気づきを通して、元気高齢者の真の意味、その価値についてあらためて気付く機会が提供された。会場の首長からも、我が町としての事例提供を含め良質なコミュニティ形成への課題、期待等が述べられた。
【二部:国・県・市町村職員、関連団体職員対象】
《円卓会議の事前講演》
円卓会議の前段として、県内外市町村職員、国・県・職員さらには関連団体職員等を対象に、樽見厚生労働事務次官から円卓会議の前に講演が行われた。コロナ禍における詳細な現状分析を交えての2025年まで、2025年以降における社会変化、そのうえでの2040年を展望し誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けた国としての取組み「地域共生社会の実現」、さらに具体的な関連政策として「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」等主旨、概要等のレクチャーを受けた。
《円卓会議》
樽見事務次官のレクチャー講演に引き続き、「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」を円卓形式で実施した。会議に先立ち座長(学長)から、講演いただいた樽見事務次官他円卓会議参加メンバーとして参集いただいたことへの謝辞を述べるとともに、座長として会議を進行する旨を伝え、この研究会を参加者一同で学び合う場としたく令和元年度の提言に基づき実行レベルでの議論を望むと発言した。その後、事例2件の発表(プレゼンと報告)があり、座長がこれまでの研究会内容確認と事例2件との関連性について提示資料を基にレクチャーを行ったうえ、関連研究者、編集者、首長等それぞれの立場で『元気高齢者の自覚醸成』と公的コミュニティ、さらには共生との関係性を中心に自由に議論するに至った。ゲストの樽見事務次官からも本研究会が取組むこととしている提言方向と当大学で全国普及展開している「元気づくりシステム」のここまでに至る実行性について評価いただくとともに、国民の幸せを願った一体的取組みと目指すところが同じであると期待感が示された。また、会場からも北広島町、伊達市からコロナ禍における具体的な取組みが口頭報告されたこともあり、座長が今後の提言実行の視点として、恒常的な超高齢社会におけるコミュニティ対策と突発的な自然災害、伝染病等渦中におけるコミュニティ対策の2つを再確認するとともに、この学びの場を今後も継続しできる限りのフォローに努めることを明言し、後援元である厚生労働省への報告とすることを伝えて円卓研究会を終えた。なお、場所を変えた3部では、市町村職員から外郭団体、関連研究者等の皆様によるコロナ禍における新しい生活様式等の情報交換が行われ、三重県伊勢市での研究会は幕を閉じました。なお、研究会の具体的内容等は、本学まで直接お問い合わせください。 -
●新型コロナウイルス感染予防により延期されていた、福島県大玉村のシステム導入が7月からスタートしました。
●令和2年度「元気高齢者によるまちづくり研究会」は、昨年に引続き厚生労働省から後援許可(3月30日)をいただきました。関連する市町村職員、研究者様等にご協力いただきながら東京(5/14)と三重県(10/8)において開催準備してきたところですが、今日の新型コロナウイルス緊急事態全国発令さらには日本全国の感染状況を鑑み、5月開催予定である研究会Ⅰ(別紙)については残念ながら中止する判断をいたしました。
なお、10月の研究会Ⅱ(別紙)については、開催地の三重県にもご後援いただき日本全国の感染対策が好転することを願いつつ、本学と連携して元気づくりシステムの全国普及と豊かなまちづくりをめざしている7市町村が協力し、相互連絡を密にしたうえで実施する予定です。この事態に、多大な影響を受けているコミュニティの再生や共生のあり方等について、前回の研究会“提言”を見据えたうえであらためて議論したいと思います。令和時代の始まりに起きた人類の試練に、元気高齢者によるまちづくりの実践をめざした研究会としてできうることを、皆で議論する場にしたいと思います。詳細内容については後日ご案内いたしますので、関連の皆様のご参加をお願いします。 -
●福島県大玉村が「元気づくりシステム」導入にチャレンジしています。令和元年10月28日に大玉村と本学との締結式を終え、2名の村職員がシステム導入に向けで、システムコーディネーターOJT研修30日コースで奮闘中です。新たに導入することになるため、1期生は並行して大玉村の未来に向けて提言プレゼンし実践活動を行っていきます。成功すれば、全国7番目の自治体そして全国初の“村”となります。後に続く高齢化対策に挑む市町村、そして何よりも全国“市民”の幸せな生活の場づくりを願い、本学と連携している全国市町で大玉村をバックアップしていきたいと思います。
-
●「令和元年度「元気づくりシステム」運用と活用を学ぶ研修会」を高知市で(1.10.23高知城ホール)で開催いたしました。これまで“元気づくりシステム”の構築過程での研究成果を日本公衆衛生学会で口説等報告(8回)したうえで、公開シンポジウムを開催(4回)させていただいてきましたが、今回からはこれまでの研究成果等を実践現場に反映すべく、システムを運用している全国市町職員コーディネーター等が集う研修会を開催することにしました。本年度の研究会では厚生労働省の「保健活動と介護予防活動の一体化事業」への元気づくりシステム活用法等について大学としてレクチャーを行うとともに、栃木県市貝町、三重県いなべ市、〃玉城町、広島県北広島町、熊本県南関町から「元気づくりシステム活用と認知症対策」を主テーマとしたプレゼン報告を実施したうえで、システム現場での認知症所見等に関する意見交換を行い、各市町とも元気づくりシステムを活かすことを視野に入れて、一体化事業を検討することを共有することができました。おりしも令和のスタートとなった本年度は、厚生労働省からご後援いただき「元気高齢者によるまちづくり研究会」を実施し、元気づくりシステムの位置づけを明確に示す「提言」を見出すに至っています。本学はこの「提言」を支えとしてシステムを活用した市町村の幸せづくり、まちづくりに貢献すべく活動してまいります。ここに至るまで、協働していただきました関連研究者の方々、さらには本学と連携してシステムを支えている全国市町村の多くの仲間に心から感謝と敬意を申し上げます。
●「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」を熊本県南関町(7/26)で開催いたしました。1部のシンポジウムでは、南関町の元気づくりシステムがほぼ全町へと普及進展したことを記念して、多くの町民、そして県内外の市町村職員、国・県の職員さらには関連団体の職員等が参集し学長による元気づくり体験実技を交えた講演及び、佐藤安彦南関町長含む3名のパネリストによるディスカッションを実施しました。元気高齢者の真の意味、その価値についてあらためて気付く機会となりました。2部では県内外市町村職員、国・県・職員さらには関連団体職員等を対象にした「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」を東京5/9に引き続き円卓会議形式で実施しました。会議に先立ち座長(学長)からこの研究会での提示内容を再議論して我々の活動提言を見出したいとの発言のあと、ミニレクチャーとして長谷川敏彦様から元気高齢者やその評価等の未来についての最先端研究内容が示された。そのうえで関連研究者、編集者、首長等それぞれの立場で『元気高齢者の自覚醸成』と公的コミュニティとの関係性を中心に全国事例紹介を含めた参考意見等、自由に議論が展開されました。そして、会議のまとめとして座長が提言案の朗読と内容確認を行い、後援元である厚生労働省への報告とすることを伝えて円卓研究会を終わりました。会場からは午前中に南関町の元気づくりシステム現場視察会を実施しこともあり、システム導入についてもっと具体的に知りたい等の要望もあり、主催した本学としてはできる限りのフォローに努めたいと思います。なお、場所を変えた3部では、市町村職員から外郭団体、関連研究者等の皆様による地域ごと我がこととしての情報交換が行われ、熊本南関町での研究会は幕を閉じました。なお、研究会の具体的内容等は、本学まで直接お問い合わせください。
●「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅱ」熊本県南関町(7/26)の案内ポスターはこちらです。
●「元気高齢者によるまちづくり研究会Ⅰ」を東京(5/9)を開催しました。開催にあたり、2003年の内閣府広報誌キャビネットに掲載された合併前の三重県大安町の元気づくりが、その後6市町に広がり元気高齢者によるコミュニティが形成されるまでになった軌跡(別添①)を元気づくり大学から事例報告。円卓研究会では、卓上資料(元気高齢者によるまちづくり研究会)として「『元気高齢者の自覚醸成』とまちづくり」(別紙)を提示し、その内容を切り口に、関連研究者、編集者、首長等それぞれ立場で参考意見を述べ自由に議論が展開された。終わりに座長(大平)から、できれば次回南関町での研究会では提示から提言へと議論を進めたい等主旨発言があり全員了解とした。。引き続いての情報交換会は、円卓研究会出席者に傍聴者の伊達市、市貝町、いなべ市、北広島町、南関町の関連管理職職員や外郭団体幹部、さらには厚生労働省関連職員等を加えて実施し、予定していた基調講演に変えて樽見様から「元気高齢者に期待する、国の考え方や動き」等についてレクチャーいただくなど、種々様々な立場での情報交換会が展開されるに至った。そして最後に同研究会Ⅱ(7月26日)の開催地である熊本県南関町から「元気高齢者のまち南関町研究会へもぜひご参集いただきたい」との依頼があり研究会Ⅰを終了した。なお、研究会Ⅱの案内ポスターはこちらです。
-
●本学関連の“元気なまちづくり講演会(北広島町30.10.11)”と“元気なまちシンポジウム”(伊達市30.10.26)が開催されました。広島県北広島町では地域自治会集会所の元気づくりコースが50ヶ所を達成、そして福島県伊達市では「元気づくり会」として100ヶ所を達成しての記念イベントでもあり、両会場には“元気あふれる市民”に大勢の駆けつけていただきました。
●第77回日本公衆衛生学会(30.10.24~26)の公開シンポジウムに採択され、公衆衛生活動(ヘルスプロモーション)による“まちづくり”の実践例を通した超高齢社会の未来開拓を目指したシンポジウムを実施しました。全国市町村の健康、福祉等に携わっている方々に多数ご参加いただきました。内容はこちらをご覧ください。
●H30.1.25栃木県市貝町キャンパスで、大学初の「まちづくりコーディネーター」として川上和幸様を認定しました。川上様から、養成研修15日の最終日である市貝シンポジウム当日に、皆さんに「元気なまちづくりを目指して」と題したプレゼン報告がありました。 これに伴い、本大学が新たに商標取得したまちづくりツール、「3種経済循環」の商標権許諾証を市貝町に公布ました。これを機に市貝町の優しさ思いやりに溢れる元気なまちづくりがますます進展する事だと確信します。大学としてもできる限りの支援に動きたいと思います。
●H29.9.27熊本県南関町キャンパスに(元気づくり大学中九州地域キャンパス)おいて、本年度4回目の“システム現場視察&説明会”を実施しました。今回は九州地域対象に実地させていただき、福岡県宗像市、熊本県大津町から参加いただきました。各参加者の方々は集会所での“元気高齢者”の活動力を目の当たりにし、後半の説明会ではシステムを導入した場合の運用方法や導入費用、その成果など多くの具体的な質問がありました。大学としては両市町の次年度事業計画でのシステム導入に向けた手がかりになればと願うばかりです。
*これでH29年度計画の元気づくり大学地域キャンパス視察&説明会は終了しました。参加状況はこちらをご覧ください!!!
●H29.9.1栃木県市貝町キャンパスにおいて(元気づくり大学地域キャンパス6ヶ所目の開設地)、本年度3回目の“システム現場視察&説明会”を実施しました。今回は近隣の関東、信越地域対象に実地させていただき、茨城県那珂町、栃木県那須町、芳賀町、茂木町から参加いただきました。過疎、高齢化が急速に進んでいる近隣市町からの視察と説明会後のグループワークは真剣そのものの意見交換会が行われ、システム導入したいと思っても市町の様々な事情で旨く運ばない方々も、今回の市貝町状況を見て思いを新たにした様子でした。これを機に、諦めないで共にシステム導入の道を模索できたらと願っております。何かありましたら気楽に大学へご連絡ください。
●H29.8.31栃木県市貝町において、全国6番目の元気づくり大学地域キャンパスを開設致しました。また開設早速、“システム現場視察&説明会”を担っていただきます。市貝町は人口約12000人のコンパクトな町にあって、超高齢化が進んでも優しく暮らしやすいまちづくりを目指しており、本大学も微力ながら“元気づくりシステムを活用したまちづくり活動”として共同しています。市貝町キャンパスも町職員が直営型(直轄)でシステム導入に成功、しかも新入職員を含む若手保健師達コーディネーターを中心に担当課長、係長が一体となって従来の保健福祉業務との整合を図りながら運用にあたっています。全国市町村にとっては非常に参考になると思われます。もし今後ご視察・説明会の希望がございましたら、本学か市貝キャンパスまで連絡をお願いたします。なお、市貝キャンパスは市貝町健康福祉課健康づくり係がシステムを運用しています。
●H29.8.18、三重県玉城町キャンパスにおいて(元気づくり大学地域キャンパス5ヶ所目の開設地)、本年度2回目の“システム現場視察&説明会”を実施しました。今回は主に東海、近畿、北陸地域対象に実施させていただき、兵庫県朝来市、あわじ市、奈良県大和高田市、京都府八幡市、岐阜県七宗町、三重県度会町、南勢町、大台町から参加いただきました。玉城町キャンパスは町職員(保健師)が直営型(直轄)でシステム導入に成功し、その他従来保健事業もマルチ型で取組みつつ27.10から取組む総合支援事業との整合化も進めており、参加者の皆さんとのグループワークでは貴重な意見交換が展開されました。
●H29.5.26福島県伊達市キャンパスにおいて、本年度最初の“システム現場視察&説明会”を実施しました。主に東北、北関東地域対象に実施させていただき、福島県喜多方市、福島県川俣町から出席していただき、システム視察・説明会そして事業検討を議論いたしました。残念ながら都合つかなかった市町村が多かった様です。もし今後ご希望がございましたら、本学か伊達市キャンパスまで連絡をお願いたします。なお、伊達市キャンパスは伊達市健康福祉部健幸都市づくり課元気づくり係がシステムを運用しています。
《視察、説明会の様子》
●H29.5.18 平成29年度第1回元気な地域づくりを考える首長研究会(元気なまち協創日本との共同主催)で、本大学から報告、提示を行いました。『「光明遍照」資本主義経済に真の幸福をもたらす自治体政策について』と題して、出席市長に全国市町村担当職員(健康福祉や地域づくり等)を交えた中で、市町現場から「システム普及最前線」の報告と検証、さらに今回は導入市町首長の立場から福島県伊達市 仁志田昇司市長から「健幸都市づくり戦略から見えてきたこと—高齢者の思いやり、優しさの活用」と題して御講演いただきました。そして、このプレゼン提言に基づき元気づくりシステムを“まちづくりシステム”へと議論いたしました。本大学は開設を機に“元気づくりシステム”について、この首長研究会(5月、1月)、及び日本公衆衛生学会の公開シンポジウム(10月末)を、同システムの報告と検証の場と位置づけして取組んでいます。関連の皆様には、ぜひ、ご参加いただきまして自地域の住民力向上(住民エンパワーメント向上)を実現していただき、引き続き直面する政策課題の解決にお役立ていただけたらと願っております。
・研究会案内主旨はこちら
・本大学報告、提示資料はこちら
≪首長研究会の様子≫
システム普及最前線の報告・検証他
仁志田市長講演と首長会議論他
●H29.5.8三重県玉城町において、全国5番目の元気づくり大学地域キャンパスを開設致しました。また開設早速、福島県伊達市からのコーディネーター養成OJT研修を担っていただいています。玉城キャンパスは町直営型でシステムを運営し、現在4名のコーディネーターが従来の保健福祉業務との整合(集中と選択)を図りながらシステム導入を果たしました。全国市町村にとっては非常に参考になると思われます。もし今後ご視察・説明会の希望がございましたら、本学か玉城キャンパスまで連絡をお願いたします。なお、玉城キャンパスは玉城町生活福祉課がシステムを運用しています。
《開設セレモニ、コーディネーター養成OJT研修ーの様子》
-
●H29.1.27 平成28年度第2回元気な地域づくりを考える首長研究会(元気なまち協創日本との共同主催)で、本大学から報告、提示を行いました。『これからの半世紀!!元気高齢者を主役とする住民自治のあり方』と題して、出席市長に全国市町村担当職員(健康福祉や地域づくり等)を交えた中で、市町現場から「システム普及最前線」の報告と検証、さらには本学と共同研究者から「システムの価値と活用」についてのプレゼン提言し議論いたしました。本大学は開設を機に“元気づくりシステム”について、この首長研究会(5月、1月)、及び日本公衆衛生学会の公開シンポジウム(10月末)を、同システムの報告と検証の場と位置づけして取組んでいます。関連の皆様には、ぜひ、ご参加いただきまして自地域の住民力向上(住民エンパワーメント向上)を実現していただき、身近な政策課題の解決にお役立ていただけたらと願っております。
なお、今回は小笠原様他との本学共同論文「超高齢社会のなかで高齢者と地域を元気にする健康運動の普及」を公表致しました。これまで首長研究会等で議論してきた元気づくりシステムの本質、さらには全国展開の有用性についても簡潔にまとめていますので、ぜひご参考ください。(詳しく知りたい方は、本学までご連絡ください)
- ≪首長研究会の様子≫
- システム普及最前線の報告・検証
-
-
-
●H28.10.27第75回日本公衆衛生学会において、本大学主催公開シンポジウムを実施致しました。大学からシステムの導入意義やこ れまでの研究成果等を報告し、導入市町村からは導入活動を通しての人材育成状況やシステム活用最新事例等が報告されました。約100名の会 場は昨年に続き満員で、立席の方が多くなり皆様にご迷惑をおかけいたしました。超高齢化時代において地域を元気にできる市町村政策として 認知度が増していることを痛感いたしました。次回の鹿児島学会までに全国の導入市町村がもっと増えそうです!!!本大学としても150名が参 加できる会場で、さらなる成果を報告できるように精一杯努めていきたいと思います
・シンポジウムの全容写真集はこちら ・座長発言資料はこちら ・シンポジスト「元気づくりシステムと人材育成」(福島県伊達市:伊藤加与子)はこちら ・シンポジスト「『玉城町スタイル実現』を目指した保健事業の精査」(三重県玉城町:西野珠代)はこちら ・シンポジスト「『元気づくりシステム』を活かした自治体政策としての活用」(広島県北広島町:頼政ミノリ)はこちら ・シンポジスト「『元気なまち北広島町、主役は町民』~外郭団体の人材育成~」(広島県北広島町どんぐり財団:関口昌和)はこちら
≪公開シンポジウムの様子≫
●H28.8.19熊本県南関町キャンパスにおいて、主に九州地域を対象に、熊本県長洲町、あさぎり町、甲佐町、球磨村、福岡県筑後市、みやこ町、鹿児島県日置市から約20名の方々に出席していただき、元気づくりシステムの運用現場を視察した後、システム概要及び導入方法等の説明会を開催いたしました。参加者の方々は、南関町キャンパスのシステム運用現場に触れ、さらには先進各地のDVDを観ながらのレクチャーを受けることで、各市町事業を再考する機会になった様です。ぜひ、取組んでいる事業の追加、見直しを含め“元気づくりシステム(各市町スタイル)”として導入していただき、地域包括ケアの推進、さらには『元気なまちづくり』への活用を願っております。 また、これから半世紀続く超高齢化社会に対応する市町村福祉部門として、住民自治を活かした『集中と選択』の糸口にしていただければと、願っております。
≪視察、説明会の様子≫
●H28.6.24三重県北いなべ市キャンパスにおいて、主に中部、関西地域対象に、岐阜県海津市、安八町、愛知県新城市、長久手市、蟹江町、三重県鈴鹿市、東員町、奈良県平群町、大阪府熊取町から約30名の方々に出席していただき、元気づくりシステムの運用現場を視察した後、システム概要及び導入方法等の説明会を開催いたしました。参加者の方々は、いなべ市キャンパスのシステム運用現場に触れ、さらには先進各地のDVDを観ながらのレクチャーを受けることで、各市町事業を再考する機会になった様です。ぜひ、取組んでいる事業の追加、見直しを含め“元気づくりシステム(各市町スタイル)”として導入していただき、地域包括ケアの推進、さらには『元気なまちづくり』への活用を願うばかりです。 なお、いなべ市キャンパスは市の委託事業として、外郭団体である(一社)元気クラブいなべがシステムを運用しています。
≪視察、説明会の様子≫
●H28.6.3広島県北広島町キャンパスにおいて、主に中国、四国地域対象に、広島県海田町、広島県世羅町、広島県竹原市、高知県南国市、島根県邑南町から出席していただき、元気づくりシステムの運用現場視察と事業検討を議論いたしました。各市町村とも、それぞれの地域事情がありながらも、システムの『介入&ささやかな介入のあり方』に何らかのヒントを感じていただけたことと思われます。残念ながら都合つかなかった市町村の方で希望がございましたら、本学か北広島町キャンパスまで連絡をお願いいたします。 なお、北広島町キャンパスは町の委託事業として、外郭団体である(一財)どんぐり財団がシステムを運用しています。
《視察、説明会の様子》
●H28.5.20 元気づくり大学から報告、提案を行いました。
『各市町の “元気づくりシステム活用例” と、まちづくり構想・計画との整合』と題して、平成28年度第1回地域を元気にする全国首 長研究会(元気なまち協創日本)で報告提案し出席市長、町長の皆様と議論いたしました。本大学は開設を機に“元気づくりシステム”につ いて、この首長研究会(5月、1月)、及び日本公衆衛生学会の公開シンポジウム(10月末)を、同システムの報告と検証の場と位置づけして取組んでいます。関連の皆様には、ぜひ、ご参加いただきまして自地域の住民力向上(住民エンパワーメント向上)を実現していただき、身近な政策課題の解決にお役立ていただけたらと願っております。報告内容の詳細についてはに大学へご連絡ください。
●元気づくり大学全国キャンパスで“システム現場視察&説明会”開始いたしました。 H28.5.13福島県伊達市キャンパスにおいて、本大学念願の“システム現場視察&説明会”が始まりました。(初年度で特別無料) 主に東北、北関東地域対象に実施させていただき、岩手県奥州市、岩手県金ケ崎町から出席していただき、視察と事業検討を議論いたしま した。年度初めで多忙な時期とも重なり、残念ながら都合つかなかった市町村が多かったので、再度の機会を検討したいと思います。 ご希望がございましたら、本学か伊達市キャンパスまで連絡をお願いいたします。 なお、伊達市キャンパスは伊達市健康福祉部健幸都市づくり課元気づくり係がシステムを運用しています。
《視察、説明会の様子》